ドル円三ヶ月ぶりの105円台で続伸
ドル円日中も上値試し
昨晩予想外のタイミングで約3か月ぶりの円安ドル高水準である105円のせを示現したドル円ですが、本日もドル買い意欲強く、決済日がすでに来月となり実需のドル売りも弱まっているためか、日中も105円を割りこむことなく逆に上値を伸ばす展開となりました。
ドル円は一時105.42と7月29日以来のドル高値に達し、引き続き高値圏で取引されています。
本日発表された9月の日本の失業率は3.0%、前月の3.1%より改善、一方で全国の消費者物価指数は前年比-0.5%と横ばい、同日に日本銀行が発表した「基礎的なインフレ率を補足するための指標」(消費者物価、総合、除く生鮮食品、エネルギー)は前年比+0.2%でこちらは前回8月の+0.4%から悪化しました。
円安を受け日経平均株価も上伸、終値は17,446円とゴールデンウィーク前の日銀の催促相場へのゼロ回答で株価が急落する前の水準を回復しています。
週末のポジション調整と利喰いにも注意
昨晩のドル上昇は、英国GDPが市場予想を上回ったことに端を発する米長期金利の上昇で説明されているようですが、本日の米GDP発表を前にやや相場を先取りした動きであったようにも思われます。
本日21:30に発表予定の米国第3四半期のGDP(前期比、年率)の市場予想は2.6%、前回の数値1.4%を越えられるかがまずひとつ、後は予想値と比べどの程度伸ばせるかでしょうか。ただ、今週は週明けからここまでドル円は四日連騰で来ていることから、週末を前に一巡後は利食いの売りも出やすい状況で注意が必要です。
週末はロシアOPEC会合も
また、本日から明日までウィーンで開催されるOPECとロシアの原油減産へ向けての会合もこのところ反落して50ドル割れとなっている原油先物価格への直接の材料となりますので要注意です。特に新たに減産除外を申し入れているイラクや減産は行わないとの意思を表明しているロシアの対応が注目されます。
序盤の欧米株価指数先物はまちまちの推移。
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