米3月ISM製造業景況指数の予想
(日本時間2023年4月3日23時発表)
(今回発表予想)2023年4月3日12時00分現在予想
本日23時、米国の3月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。前回2月はほぼ予想に近い数値となりましたが、引き続き50未満が継続しています。今回3月予想も47.5で前月よりはやや軟化します。一方、既発の3月PMI製造業景況指数は49.3(←予想47.0)と予想を上回り、好悪判断の50を回復する手前まできています。PMIの底値は2022年12月46.2でしたので、3ヶ月連続の改善になっています。仮に今回のISMが悪くても4月以降の改善が見込める可能性が出てきます。逆に下図の〇印にある様に一時的な戻りもあり得ますので、今後の2〜3ヶ月の数値は注目されます。いずれにせよどちらかの指数が先に50越えになることが米経済には重要となります。
尚、アトランタ連銀のGDPナウは2023年第1四半期GDPが+2.5%(3月31日現在)となっており、3月24日時点の3.2%からなかりの下方修正となっています。3月発表の経済指標(2月分)が悪かったことを示しています。下方の要因は個人消費・国内民間投資・政府支出の減速によると分析しています。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
(青の矢印は今回予想値、青の横線は2018年時高値61.3、赤は50)
下図はドル円の週足チャートです。大きな流れは2021年9月20日週底値からのサポートA(=127円10銭)と2022年10月17日週高値からの抵抗線B(=136円00銭)の3角保合いで収斂中です。
このA・B間で、昨年5月23日週底値からのサポートC(=128円00銭)、更に今年1月16日週底値からのサポートD(=130円00銭)でそのレンジ幅を狭めています。現在はBとD間の6円レンジになります。目先は先週足が陽線になり、4連続陰線後から立ち直り始めており、ドルは堅調推移で、Bまで届くのかを確かめる動きの中にいます。
尚、上値は仮にBを越えても何度か止められているE(=138円20銭)が抵抗線としてあります。
(4月3日15:25、1ドル=133円65銭)
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