豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
(2023年4月4日火曜日東京時間13時30分公表予定)
明日4月4日火曜日、豪州中銀の政策金利が発表され、今回の予想は以下です。尚、豪州・NZは4月2日に標準時間に移行しましたので、前回の発表時間より1時間遅くなります。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(4月3日10時00分現在)
現行のOCR 3.60%を据え置き
(予想レンジは3.60%〜3.85%で、一部0.25%利上げ)
(1)今回の中銀金融政策
前回の3月会合は従前の予想通り0.25%の利上げを実施しました。今回は大半が据え置き予想で、一部で0.25%の利上げになっています。利下げ予想はありません。
今回は3月21日に公表された豪州中銀の議事要旨内で、以下の点を述べているので、今回の議論内容次第で大きく動く可能性を秘めています。
・消費者物価指数は月次のデータでピークにきていると見られるが、CPIのコアは高過ぎる
・次回(4月)会合で利上げ休止について再検討する
・インフレ鈍化には更なる引き締めが必要
・利上げやその休止のタイミングは経済指標や見通し次第
@ 市場は、今回4月の利上げ休止はある程度織り込み始めているので、今回利上げした場合や次回以降も利上げ休止を示唆した場合には相場に影響がでると思います。
A 中銀の経済見通しの変更は次回5月会合になりますので、インフレ見通しに関する議論は重要になりそうです。
B 議事内容としては前回会合時(下記(4)ご参照)「…インフレを目標値に戻し、高インフレの時期が一時的であったことを確信するまで、金融政策の更なる引き締めが必要になると予想している…」の「更なる引き締めが必要になると予想している」の文言がどの様に修正されるかをみます。
C 米国の2金融機関破綻は前回豪州中銀の金融政策会合後でしたので、世界的な金融不安に対する影響度をどの位議論しているのかを注目します。
(2)OCRの先行き見通し
下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回3月予想と比べ、利上げの上限は3.85%までと同じになっていますが、レンジ上限は大きく下方修正されています。
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(3)豪州と米国の政策金利推移
上図は、米・豪の政策金利差です。今回の豪州中銀は据え置き予想、一方の米国は4月会合がないので、3月時と同じ水準にしています。金利差は保たれています。
(4)豪州中銀記者発表要旨(2023年3月開催分)
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(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。(出所:豪州中銀HP)
豪ドル米ドルの相場はシカゴポジション379を御参照願います。
尚、次回会合は2023年5月2日(火曜日)に予定されています。
(4月3日14:10、1豪ドル=0.6665米ドル)
オーダー/ポジション状況
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