ユーロドル、狭いレンジでの推移から欧州勢参入後に急伸
30日の東京市場でユーロドルは狭いレンジでの推移から、夕刻欧州勢参入後に急伸する展開。朝方1.0845レベルで取引が始まったユーロドルは、午前中じりじりと1.0827まで値を下げると午後は上げに転じ、午前の下げ幅を取り戻すほぼ「往って来い」の動きとなりました。夕刻欧州勢参入後は、16時に発表されたスペイン消費者物価指数の速報値が前回発表からの大幅低下だったことを受け、一時1.0824まで値を下げる場面も見られました。しかしその後は値を上げ、17時台には1.0879と前日高値の1.0871を上抜ける場面もあるなど1.08台後半で推移。東京時間19:00現在は1.0861レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、欧州株の堅調推移やドイツ4月GFK消費者信頼感の市場予想を上回る結果などを背景に、米国勢参入後に1.0871まで急伸。その後は小反落するも下値は堅く、1.0845レベルで東京時間につないでいます。
過度な金融システム不安が後退したことなどを受け、序盤の欧州主要株価指数は堅調。今晩この後は、21:30に米新規失業保険申請件数、25:45にリッチモンド連銀バーキン総裁発言、ボストン連銀コリンズ総裁発言が予定されています。
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