ユーロドル、金融信用不安やや緩み1.08台を堅調推移
28日の東京市場でユーロドルはじり高推移。朝方1.0797レベルで取引が始まったユーロドルは、早々に1.08台に乗せると1.0820までの狭いレンジで底堅く推移。夕刻欧州勢参入後やや上値を伸ばし高値1.0834まで上伸するもあまり状況は変わらず、東京時間19:00現在は1.0818レベルで取引されています。
昨晩海外市場では、経営破綻したシリコンバレーバンクがファースト・シチズンズ・バンクシェアーズグループにより買収されると米連邦預金保険公社が発表したこと等から金融機関の信用不安が和らぎ、欧米株価の復調に伴いユーロドルも1.07台後半を堅調に推移しました。
テクニカルにはユーロドルは、昨晩からの反発で再び一目均衡表の上に出てユーロ買い地合いに戻りつつあります。
市場は金融機関の信用不安の連鎖懸念に疑心暗鬼になりつつも、既に発生した案件にはめどがつきつつあることから、恐る恐るリスク選好を戻しつつあるところです。
序盤の欧州主要株価指数は、おおむね堅調推移。今晩この後は、21:30に米2月卸売在庫、22:00には2月米住宅価格指数、23:00には米3月消費者信頼感指数及びリッチモンド連銀製造業景況指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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