N$シカゴポジション(23/3/13)

シカゴポジションがまだ2週分遅れています。来週末(実質は再来週)には追い付く可能性あります。今週も実際の相場のみ流れを追います。

N$シカゴポジション(23/3/13)

シカゴポジション(CME)376

シカゴポジションがまだ2週分遅れています。来週末(実質は再来週)には追い付く可能性あります。今週も実際の相場のみ流れを追います。

(ご参考:2月21日現在のシカゴポジション)
主要通貨ポジション(単位:枚)(2023年2月21日現在の数値)

シカゴポジション(CME)376

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

オセアニア通貨安が続いていますが、豪ドルショートは減り続けており、やれやれの利確(?)中心の動きが予想され、一方のNZドルは損切りになっています(NZドルロングを大きく積み上げたのが1月31日締日で終値が0.6430でした)。ドル円はややドルロングを積み上げており、先週金曜日の大幅なドル安前のポジション残高(3月7日締日)が気に掛かります。ユーロは我慢してロングをキープしています。

シカゴはNZドルロングポジションを減らしています。ポジョション(青)とチャートを見ると逆行しているので、かなり厳しい戦いを強いられています。まだ8,700枚ものロングになっているので、もし先週の7日締日か明日の締日でも同枚数なら、将来のNZドル高の相場観は変えていないことになります。シカゴにとり先週末はSVBの破綻による米ドル安になり始めているので、今後のポジション状況は重要になりそうです。下図のチャートを見ると、黒のNZドル安トレンドラインが0.5730〜0.6450にあり、今週は新たに1月24日締日高値0.6502と2月14日の戻り高値を結んだ緑の抵抗線が0.6260付近にあるので、明日の締日ではこの上値抵抗線を見ておきます。

さて実際の相場は、先週「…流れはまだNZドル安を維持しており、サポートは0.6160、0.6130、そして底値を結んだラインは今日の段階で0.6100にあります。上値は2月14日高値からの抵抗線が0.6250にあり、金曜日には0.6210まで下がります。ここを越えていくと下押しは限定され、再度0.6280の抵抗線を試す流れになります」としましたが、豪ドル同様に3月6日が週間の高値(0.6222)となり、そのまま週間底値の0.6084までNZドルが売られて安値圏で引けています。底値付けた時は括弧内の底値を結んだサポートは0.6070でしたので下値を守り切っています。今日現在では0.6040まで下がり今週の底値目途です。上値は2月14日高値からの抵抗線が今日現在では0.6205付近にあります。SVB破綻によるNZドル高への戻りが強くなっています。もしこの抵抗線を越えると、目先の流れはNZドル高になり、弱いトレンドの中での戻り高値を探る展開になります。上値抵抗線は0.6240〜50、0.6280にあり、後者越えるとその先はかなりの上値が広がります。SVBの材料が相場の転換材料になるか見極める必要があります。(1NZドル=0.6195米ドル、3月13日13:40)

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

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