3. ユーロドル1.05台前半、パウエル議長議会証言後のドル買い継続　(3/８夕)

ユーロドル1.05台前半、パウエル議長議会証言後のドル買い継続　(3/８夕)

8日の東京市場でユーロドルは最近の安値圏での横ばい推移。

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ユーロドル1.05台前半、パウエル議長議会証言後のドル買い継続　(3/８夕)

ユーロドル1.05台前半、パウエル議長議会証言後のドル買い継続

8日の東京市場でユーロドルは最近の安値圏での横ばい推移。昨晩FRBパウエル議長の上院議会証言での予想以上にタカ派的発言に主要通貨に対しドルが急上昇した流れを受け、朝方1.0551レベルで取引が始まったユーロドルは、日中小動きながら安値を更新。午後に一時1.0525の安値をつけ、東京時間18:30現在は1.0540レベルで取引されています。安値1.0525は今年1/6以来の安値ですが、日中は1.0525-56とごく狭いレンジでの取引に終始しました。

昨晩海外市場では、注目された議会証言での、パウエルFRB議長の「最終的な金利水準が以前の予想よりも高くなる可能性が高い」「経済データがより速い引き締めが正当化されることを示している場合、利上げのペースを速める準備ができている」等の発言が予想よりタカ派寄りととらえられ、1−3年の中期を中心に米長期金利が急上昇。ドルは主要通貨に対して買われ、ユーロドルも昨日欧州序盤の高値1.0694からNY終盤にかけて安値1.0546まで急落。そのまま安値水準で東京時間につないでいます。

テクニカルにはユーロドルは、昨晩からの下落で一目均衡表の「雲」の下限、90日移動平均線等を下抜けて、強いドル買い地合いに転じています。1/6安値1.0484や昨年安値0.9536からの上昇の38.2%戻し1.0461を下抜けると、1.0327レベルを横ばい中の200日移動平均線あたりまでの下値余地が広がりそうです。

序盤の欧州主要株価指数は、まちまちの動き。今晩この後は、22:15に米2月ADP全国雇用者数 、22:30に米国1月貿易収支、24:00にパウエルFRB議長議会証言（下院）、28:00に地区連銀経済報告発表とそれなりに盛りだくさんです。

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