3. ゴーダン財相訴追報道で南アランド急落（10月11日）

ゴーダン財相訴追報道で南アランド急落（10月11日）

11日日本時間17時過ぎに南アフリカのゴーダン財務大臣が詐欺罪で訴追されるとの報道があり、南アフリカランドが急落しました。

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ゴーダン財相訴追報道で南アランド急落（10月11日）

ゴーダン財務相訴追報道で南アランド急落

11日日本時間17時過ぎに南アフリカのゴーダン財務大臣が詐欺罪で訴追されるとの報道があり、南アフリカランドが急落しました。
一時は身柄を拘束されたとの情報も出ましたが、ゴーダン財務相自身が警察から自宅で家族が出頭命令を受け取ったと話しています。
検察当局は11月2日にゴーダン財務大臣は法廷に召喚され、また、この件は政治的な圧力とは無関係の通常の法律の範囲内での訴追であると述べています。

報道を受けて南アフリカランドは対円で7.46レベルから7.28近辺へ対ドルでは13.92レベルから一時14.27へいずれも3%前後急落しています。

ゴーダン財務大臣は以前より歳入局の責任者の時代に取締りのための秘密組織を作った嫌疑で警察への出頭を求められておりそれを拒否してきました。しかし今回の訴追がその件によるものかは不明です。
ゴーダン財務相は南アフリカでの改革派とされ、腐敗の取り締まりや投資家の信頼回復に手腕を振るってきましたが、ズマ大統領派によるたび重なる妨害を受けているとされており、今回の訴追もズマ大統領による圧力が疑われます。

南アフリカ共和国はムーディーズもS&Pもかろうじて投資適格の長期債債務格付を行っていますが、見通しは「ネガティブ」であり、トルコ同様政治的混乱が引き金となり、ジャンク級への格下げが実現する恐れがあります。

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