ドル円の出来高分析(2)
ドル円は9月と10月の大規模介入後に弱い米国CPIとPPIにも助けられて円高方向へと切り返したことで、10月高値が2022年高値となることがほぼ確定したように思えます。このあたりの動きも含めて2022年の年間出来高プロファイルを見てみましょう。
日足チャートをぎゅっと詰めて年初来の値動きを示しましたが、わずかに濃い水色で1か月毎を示してあります。その月のもっとも多い出来高を赤の細い水平線で示してありますが、9月は高値圏での出来高が多く、10月の高値をつけた月は安値圏での出来高が多いことがわかり、翌月の方向性を示唆していたように思えます。
そして2022年全体の出来高を見ると最も出来高が多かった水準は135円前後であることがわかります。これが今後同水準に近づいていくことを示唆しているのかどうかは、12月にはわかると思いますが、株式チャートでよくある価格帯チャートをたまにはFXで見てみるのも面白いのではないでしょうか。
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