ドイツ銀懸念後退で株価反発(2016年10月3日)

週明けの東京市場では、前週末海外市場で「ドイツ銀行が当初の米司法省からの支払い要求額140億ドルを大幅に下回る54億ドルを支払って和解の見込み」

ドイツ銀懸念後退で株価反発(2016年10月3日)

ドイツ銀懸念後退でドル円横ばい株価反発

週明けの東京市場では、前週末海外市場で「ドイツ銀行が当初の米司法省からの支払い要求額140億ドルを大幅に下回る54億ドルを支払って和解の見込み」との報道から大幅にリスク後退の雰囲気が広がった流れを受け株価が反発、日経平均は148円高の16,598円で終了しています。一方でドル円は101円台半ばで方向感なく横ばいに推移。

朝方発表された日銀短観では大企業製造業のDIは+6と前回から横ばいで事前予想の+7には届きませんでしたが、為替相場に与える影響は限定的でした。

週末2日に英国のメイ首相がEU離脱を来年三月までに通告することを明らかにしたことからアジア時間早朝からポンドに売り圧力が生じており、英国のEU離脱からの不透明感が再度クローズアップされ、ドイツ銀の経営危機にまつわる懸念は後退したものの、新たなリスク警戒感からドル円の頭は重くなっています。
今週は週末に雇用統計を控えていることもあり、次第に手控えムードが強まることも予想されます。
今晩は23:00から米国ISM製造業指数の発表があります。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調に推移しています。

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