オーストラリア 8月失業率の予想
明朝10時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。
(9月14日10時00分現在)
(1) 新規就業者数
前回7月は予想を大きく下回りマイナスとなりました。但し5月+6.06万人(←予想2.5万人)、6月+8.84万人(←予想3万人)でしたので(その後の改定値は含んでいません)、その反動と思われます。下図をみても、6月にコロナ前の上昇トレンドに回帰してから、7月と今回がやや下回っているものの、雇用の改善は継続しています。但し、豪ドルが弱い中、予想レンジにマイナスがないので、もしその様な結果がでたら、相場には影響がでそうです。
就業者数推移
(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は8月予想、黒は過去のトレンドライン)
(2) 失業率
7月の結果は3.4%と、一段と改善しています。9月初の中銀金融政策内でも「失業率は7月に3.4%まで一層下がり、50年間では最低水準である。求人や求人広告は非常に高い水準で、失業率の更なる低下がこの先数ヶ月予想されている。その先は、失業率の上昇が経済成長鈍化により予想されている」としており、今回予想もそれに沿った形になっています。仮に結果が3.5%になっても、さほど影響がでるとは思えません。尚、8月公表の中銀見通しでは、2022年12月末に3.25%(下図の赤い線)、2023年6月末、及び同12月末は3.50%となっています。
下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。4月20日高値からの抵抗線A(=0.7050)とそこから平行に下したB(=0.6520)で豪ドル安トレンドを形成しています。直近では8月11日高値からの抵抗線C(=0.6900)までの戻り高トライをしていましたが、昨日の米CPIに大陰線引けとなりました。下値は7月14日底値(0.6682)からのサポートがD(=0.6710)にあり、現在はこの手前での動きになっています。もしここを下抜けた場合は、7月の底値0.6682が次の目途で、これも切れた場合にはB方向トライに入れます。上値は0.6770〜80、0.6810に抵抗線があります。
(1豪ドル=0.6740米ドル、9月14日14時15分現在)
オーダー/ポジション状況
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