日銀「レートチェック」実施報道でドル円143円台半ばに後退(9/14午後)

14日午前の東京市場でドル円は高値を試した後、押し戻されてもみ合う展開。

日銀「レートチェック」実施報道でドル円143円台半ばに後退(9/14午後)

日銀「レートチェック」実施報道でドル円143円台半ばに後退

13:30頃に日経新聞が『日銀が「レートチェック」、介入準備か』と報じ143.53まで一段安。時事通信はレートチェックが「144.90銭台近辺」で実施された模様と伝えています。
このことは、当局が145円という許容限界値を水準で示したという象徴的な意味があり、また、過去とられた手法の中で、現状財務省・日銀が単独でできる一つの限界が主要金融機関へ水準を確認するレートチェックであると考えられるだけに、「伝家の宝刀」を抜いた形です。

実際に介入を行う可能性は低く、行ったとしても日米金融政策の違いから来る先々の金利差の見通しがさらに広がる場合には、最終的に円安を阻止することはできません。ただ、それだけに本当に実施した場合、少なくとも当初は大きなサプライズと効果をもたらすことから、市場は完全に無視はできず、それよりも、そもそも急速な円安進行で「適正水準」を計りかねていた市場に目に見える一定の目安を与えたという意味は小さくありません。もっとも市場の反応としては1円50銭ほど、決して大きな戻しでないところはやや注意が必要です。

尚、鈴木財務相はこの後18:15頃から記者会見の予定。関連の内容に注目が集まります。

日銀「レートチェック」実施報道でドル円143円台半ばに後退

ドル円5分足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る