3. ユーロドル一時1.01台乗せ、リスク選好回復に買い戻しの動き強まる　(9/9夕)

ユーロドル一時1.01台乗せ、リスク選好回復に買い戻しの動き強まる　(9/9夕)

9日の東京市場でユーロドルは急反発。

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ユーロドル一時1.01台乗せ、リスク選好回復に買い戻しの動き強まる　(9/9夕)

ユーロドル一時1.01台乗せ、リスク選好回復に買い戻しの動き強まる

9日の東京市場でユーロドルは急反発。朝方0.9998レベルで取引が始まったユーロドルは、昨晩ECBが0.75%の大幅利上げを実施し、インフレに強力に対処する方針を示したことを再度材料視してユーロ買いとなり、日中ほぼ一方向に上昇、午前中に1.00台後半に上伸しました。夕刻欧州勢参入前に一旦小戻ししたものの、欧州勢参入後、ECB関係者のタカ派発言が相次いだことでさらにユーロ買いが強まり、一時1.0113の高値をつけた後、東京時間18:00現在は1.0089レベルで取引されています。

昨晩海外市場では、注目されたECB理事会で、ECBは予想の上限である0.75%の利上げを実施、今後も数回にわたり利上げを継続する方針が示されました。ただ、事前に織り込みが進んでいたためか発表後のユーロ買いの動きは限定的で、記者会見でラガルド総裁が次回の利上げ幅について0.75%以下の場合もありうることを示唆すると、ユーロは一時0.99台前半まで急落する動きとなりました。米国終盤にかけては株価が反発したこともあって持ち直し、パリティ近辺で東京時間を迎えています。

テクニカルにはユーロドルは、本日の反発で21日移動平均線を回復、中立的な立ち位置に戻りつつあります。今のところ転換線に頭を抑えられているものの、8月下旬以降の持ち合い相場の上限をやや越えつつある印象です。ECB理事会を終えて、市場はアク抜け感からリスク選好を回復していますが、この動きが続くようであれば、本日1.0207レベルの一目均衡表の「雲」下限を目指す動きも予想されます。

序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。今晩この後は23:00に米7月卸売売上高の発表が予定されています。

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