NZ/円、短期はNZ強気。85円割れで短期トレンドが変化。中期は“強気”。
今週はNZ独自の注目材料はありませんでしたが、各国中銀が利上げ継続姿勢を強める中、日本の金融政策との格差を意識した円売りが一段と強まる展開となり、ドル高、円全面安の展開の中で、NZドルは対米ドルで弱含みの動き、対円では2015年6月来の高値となる87円台半ばまで上昇しています。
チャートを見ると、日足は1月につけた75.24を基点として下値を切り上げて来た流れを維持しています。また6/8につけた86.81を戻り高値をとして上値を切り下げて来た流れから9/7の日足が頭一つ上抜けた位置で終えており、新たな上昇トレンドに入った可能性が生じています。88〜90円台には中・長期的な上値抵抗がありますが、88円台に乗せて来れば、一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は87.60-70,88.10-20,89.20-30に、下値抵抗は87.00-10,86.60-70,86.10-20にあります。86円台を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、85円割れで終えた場合は“NZ弱気”に変化します。21日、120日、200日移動平均線は85.39,84.59と81.96に位置しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。
一方直近の週足は陽線で切り返して続落を食い止めましたが、上値を切り下げる流れからは上抜けきれずに越週しています。しかし、今週は上値トライの動きが強まる展開となり、87円台まで上昇しています。この週足の下値抵抗が86.10-20にありますが、86円台をキープして越週すれば、新たな上昇トレンド入りした可能性が高くなり、来週以降一段の上昇に繋がり易くなります。週足ベースで見た上値抵抗は、88.40-50,89.90-00に、下値抵抗は86.10-20,84.50-60にあります。31週、62週移動平均線は83.46と80.66にあり、中期トレンドをサポート中です。
9/8現在、31週、62週移動平均線は83.46と80.66にあり、中期トレンドをサポート中。
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