ユーロは引き続き脇役(週報2016年9月第四週)

ユーロは値動き

ユーロは引き続き脇役(週報2016年9月第四週)

ユーロ・ドル:9月19日からの先週

19日は、前週末の引けの1.1156からややギャップダウンの1.1152で始まり、東京時間はやや上戻して1.1173まで上昇、そして19日安値の1.1150へ下押し、欧州時間に入りユーロ買いが強まって、NY時間に入り19日高値の1.1198まで上伸、その後やや下押しして1.1174で引けました。

20日は、前日引けの1.1174で始まり、東京時間は横ばいもみ合いでしたが、欧州時間に入りユーロは一気に上昇して20日の高値
1.1213をつけました。その後は一転ユーロ売り優先となりNYでの安値引けとなりました。20日安値の1.1150を付けて引けました。

21日は、前日引けの1.1150で始まり、日中下押しして21日安値の1.1122を付けました。その後は昨日とは反対に、一転ユーロ買い優先となり21日高値の1.1196を付けました。その後やや下押しして1.1188で引けました。FRBがFOMCで利上げを見送ったためドル売りが優勢となりました。

22日は、前日引けの1.1187で始まり、直後やや下押しして1.1184を付けました、これが22日低値でした。その後、欧州時間に入り22日高値1.1257まで上伸、そしてNY時間に入り一気に1.1199まで下押ししました。引けはやや上戻して1.1209.」

23日は、前日引けの1.1207で始まり、日中やや下押しして23日安値の1.1193を付けました。その後は穏やかにじりじりと上昇を続け23日高値の1.1240まで上伸、その後やや下押しして」1.1230で引けました。

ユーロ・ドル:9月26日からの今週

CME通貨先物ポジション状況: 9月13日時点
(9月13日) (9月6日) (8月30日)
円  56846  54489  63661
ユーロ▲81475▲92630▲81925
ポンド▲82821▲89969▲92485

シカゴIMM:投機・投資家筋のポジションで9月6日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週から更に増加。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
15.370(+4.99)日中高値は17.07、安値15.28。株価の落ち着きに伴い、リスク値が低下傾向となりました。
過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

先週、日・米の中央銀行会議を乗り越えましたが、
思いのほか市場は動意薄で、今後の方向性を示唆する動きにはなりませんでした。
特にユーロドルは、ユーロ自身の材料が乏しく、ドルの動向に左右される展開なのですが
先週末時点のテクニカルを見てみます。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
9月19日の 1.1147 〜 1.1198
9月20日の 1.1149 〜 1.1213
9月21日の 1.1122 〜 1.1196
9月22日の 1.1184 〜 1.1257
9月23日の 1.1193 〜 1.1240

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
基準線が    1.1245で横ばい
実勢値     1.1230 23日引け
転換線が    1.1210で下降中
先行スパン2が 1.1170で上昇中
先行スパン1が 1.1161で上昇中
遅行スパン  1,0981で上昇中

実勢値が先行スパン1と2の上に位置していますが
基準線と転換線に挟まれた狭いスペースでもみ合っています
また
下値目途は
9月21日の 1.1123
8月05日の 1.1046
7月25日の 1.0952
6月24日の 1.0911

これだけ見てもはっきりとした方向感は出ていません
ただ、ポイントが集まってきていて。動き出すタイミングが近いと警告しています。
大きくは、5月3日の1.1616からの下げのトレンドの中なので
下方向への放れの可能性が高いのではと想定します。

予想レンジは、1.1100~1.1400 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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