オーストラリア 5月貿易収支の予想
明日(木曜日)の午前中、豪州の5月貿易収支が発表されます。前回4月は予想を上回る数値になりました。昨年11月以降は、2022年1月を除き黒字額100億豪ドルを割る数値(下図の青横線)で推移していましたが、4月は再び100億豪ドル越えを回復しました。今回5月も100億豪ドルを越える予想で、黒字幅減少傾向に歯止めがかかるか注目しています。
GDPベースでは、第3四半期が月平均119.73億豪ドル、第4四半期が同94.29億豪ドル、今年第1四半期が101.03億豪ドル、第2四半期は2ヶ月平均106.1億豪ドルですので、前期比ではプラス要因になります。
(今回発表予想7月6日9時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2022年4月現在:黒線矢印は今回5月予想値、緑はゼロ、青は100億豪ドルの黒字額基準)
輸出入の項目別予想では、輸出は5月が前月比+2.0%(レンジ+1〜+3%:4月は+1.0%)、輸入は同+3.0%(レンジ0〜+3%:4月は▼1.0%)です。前月は輸入減、輸出増で黒字額が拡大したことになります。今回は輸出入共に拡大の中で黒字額増加ですので、内容的には良くなっています。
下図は豪ドル米ドルの日足チャートで、先週金曜日の住宅建設許可件数時に添付したチャートの続きになります。
4月5日高値からの抵抗線A(=0.7090)とそこから平行に下したB(=0.6570)で豪ドル安トレンドを継続しています。前回はこの間の横サポートC(=0.6830〜40)で何度も止められているとしましたが、その日に下抜きました。その後はCを挟み横這いを継続しています。日足の形状から見ると豪ドルは弱いままです。
目先は6月16日高値の抵抗線D(=0.6910)とそこから平行に下したE(=0.6750)で狭い範囲の豪ドル安を形成しています。日足でCに絡まないローソク足が出来ると豪ドルの下値を模索する流れになります。上値はCを越えて終われば、Dまでの上値余地が見えてきます。まずはDとEのレンジを念頭に入れたいと思います。
(7月6日10:40、1豪ドル=0.6805米ドル)
オーダー/ポジション状況
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