ユーロドル、ECBの臨時理事会招集に夕刻一時1.05台を回復(6/15夕)

15日の東京市場でユーロドルは小幅に反発。

ユーロドル、ECBの臨時理事会招集に夕刻一時1.05台を回復(6/15夕)

ユーロドル、ECBの臨時理事会招集に夕刻一時1.05台を回復

15日の東京市場でユーロドルは小幅に反発。朝方1.0416レベルで取引が始まったユーロドルは日中1.04台前半で方向感なく推移しました。しかし午後に入って、ECBが最近の構成国の国債利回り急上昇に関して、現状を協議するための緊急のミーティングを本日開催するとの報道が流れると、急速に買い戻され、一時1.0508まで上げた後、東京時間18:30現在は1.0481レベルで取引されています。

本日期せずしてFRB、ECBがいずれもミーティングを持つこととなったことで、今晩の為替市場はますます波乱含みとなりました。ECBの先週の理事会でのタカ派姿勢の鮮明化後、ユーロ圏では長期金利上昇と株安、ユーロ安が生じており、ECBは特に国債の抑制の利かない利回りの上昇を懸念している模様です。ユーロ建てドイツ国債の10年物利回りは一週間前に比べ約0.2%上昇しています。

一方、FOMCでは0.75%の利上げ実施が市場でほぼ織り込まれていますが、声明文や同時に公表される経済見通しの内容、パウエル議長の会見でのスタンス等注目点が多く、市場の反応も想定しにくい状況です。

テクニカルにはユーロドルは、引き続き中期ユーロ安チャネル内での推移ですが、5/13の直近安値1.0350を前にして、1.0397まででいったん反発した形です。ただ、今晩はFOMC等の状況次第で為替が大きく動く可能性があり、再度下値を試す可能性も否定できません。

序盤の欧州株はECBが急激な金利上昇に何らかの対応策を示すとの期待から序盤急反発。今晩この後は21:30に米5月小売売上高、NY連銀製造業景況指数、米5月輸入物価、23:00 には米6月NAHB住宅指数、米4月企業在庫、23:30に週間原油在庫統計、25:20にラガルドECB総裁講演、そして27:00にFOMC結果発表、27:30にパウエルFRB議長会見と盛りだくさんです。

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