豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
(2022年6月7日火曜日東京時間13時30分公表予定)
明日6月7日火曜日、定例の豪州政策金利が発表されます。今回の予想は以下です。
豪州準備銀行(中銀)政策金利予想(6月6日13時00分現在)
現行のOCR 0.35%を0.75%へ利上げ(予想レンジは0.60〜0.85%)
前回の5月会合では予想通りOCRを0.25%引き上げました。今回も利上げ継続です。予想中間値は0.40%で、最低25ベーシス、最大で50ベーシスの利上げになっています。また先々の金融政策では下表にある様に一段と利上げ見込みとなっています。主な利上げ要因として、
@ 世界的なエネルギー高が続き、インフレ拡大が止まらない。前回の議事要旨では企業が消費者に対し、コスト転嫁の準備段階に入ってきたと述べています。
A 特に豪州では石炭価格が過去最高水準に迫る中で、電気卸売価格が大幅な上昇を示す調査もあり、これが今後大幅小売価格上昇に反映してくる。
B 中銀自体も前回の会合で、今後も利上げする必要ありとしています。市場では中立金利(1.50〜2.00%)に向けた金融政策を継続していく必要があると見ています。
下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回5月時の先行き予想も4月時と比べ、かなり前倒しの利上げ予想に変わっていましたが、今回6月も更に利上げ加速予想になっています。レンジで見ると、最大は2023年1Qの2.85%ですので、2Qに2.25%まで上げても、現状段階では、来年央に利上げ打ち止め予想です。
相場に関してはシカゴポジション337を御参照願います。
尚、前回の中銀金融政策記者会見要旨内で以下の文言がありました。
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。
今回は利上げ幅が予想通りになるか否か、また、今回の会合でも上記1文が入るか否か、あるいは上記内容と比べニュアンスが上がるか下がるかがで相場に影響を与えそうです。
尚、次回会合は2022年7月5日(火曜日)に予定されています。
(6月6日14:40、1豪ドル=0.7202米ドル)
オーダー/ポジション状況
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