米3月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2022年4月1日8時現在予想
本日23時、米国3月ISM製造業景況指数が発表されます(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)。前回2月は予想をやや上回りました。下図チャートを見ると、製造業PMI指数(オレンジ)もISM(青)もトレンドとしては下降線を辿っています。直近ではPMIがやや戻しています。過去のパターンでは製造業の悪化はPMIが先行になっています。上昇のパターンはISM先行になっています。既発の3月PMIは戻しているとはいえ、まだ青のISMが大きく反発・上昇していないので、このままですと製造業は先行き悪化傾向のパターンが継続しています。少なくとも上昇トレンドにはISMが下図の青の横線(2018年8月高値61.3)を越えていかないと、製造業の回復には繋がらないと思います。因みにアトランタ連銀GDPナウは2022年第1四半期の成長が前期比年率で+0.9%の低成長に留まっているので、製造業の先行指標であるISMとPMIが右肩上がりになることが待たれます。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
下図はドル円の月足チャートです。昨日で月足ができ、3月は大きくドルが上伸しました。やや上ヒゲが長いので、ダブルトップを付けて、上値トライ失敗になっています。相場は長い間のラインA(=109円20銭)とラインB(=102円30銭)で収斂していましたが、昨年にAを上抜けてから、ラインD(=114円60銭)に沿ってドル高となり、そこから平行に上げたE(=123円00銭)を越えて、C(=125円80銭)のダブルトップになりました。トレンドはドル高ですが、月足の実体がCとD内に回帰しているので、123円を超えて推移しないと、ドル高調整が先行する可能性を残しています。最大でDまでの押し目がありますので、日々の流れでどこまで下押しをするか見たいと思います。
(4月1日8:10、1ドル=121円78銭)
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