ドル円、株下落。日米金利見通しが挟撃
昨晩のドル円はISM非製造業指数の悪化をきっかけに米利上げ観測が後退、大幅下落となりました。
また、本日アジア時間に入ってからも投機筋の動きや、一部メディアの報じた「総括的検証」の日銀内部での難航のニュース、日銀9月緩和は行うべきでないとの識者発言などが相次ぎ、追加緩和に疑問符がつき、ドル円はドル、円双方の金利要因に挟撃された形となり、一時101.21の安値をつけその後も101円半ばでの動きです。
昨日から約2円進行した円高に日本株も3日ぶりに反落。日経平均は69円安の17,012円で終了しています。
ドル円はチャート的には今年一目均衡表の雲に跳ね返されるのが四回目となります。
昨晩のISM非製造業指数は51.4と確かに悪かったのですが、このところここまで注目されてきた指標というわけでもなかったうえ、50を割り込む動きではなかったことから、やや意外感がありました。いずれにせよ地合いが変わったとしか言いようのない展開です。
今晩は指標的には20:00からMBA住宅ローン申請指数の発表がある程度ですが、23:00からはFRB関係者の発言、3:00にはベージュブックのリリースも予定されています。
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