豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想
(2022年3月1日火曜日東京時間12時30分公表予定)
明日3月1日火曜日、定例の豪州の政策金利が発表されます。今回の予想は以下です。
前回の2月会合では予想通りOCRは据え置きとなり、12月会合で指摘していた債券購入を2月で終了する旨が発表されました。今回もOCRに関しては全員が据え置き予想で、レンジはありません。予想に関する主な要因や注目点は以下となっています。
@オミクロン株の感染拡大の影響と供給混乱による状況を精査中であり、2022年第1四半期の経済動向をウォッチするのではないか。前回会合では「オミクロン株は経済を脱線させるほどではなかった」と記載されています(下記ご参照)。
A新たにウクライナとロシアの戦争が勃発し、この状況がある程度見極めるまでは動けないのではないか。
B一方で戦争によるエネルギー価格高騰が続き、インフレに与える影響が強まっているので、この影響をどこまで組み込むか。
C中銀の保有債券縮小に関する議論は5月会合としているが、今回前倒しに行われるか。
などに留まっています。
基本的に現状維持が予想になっていますので、何か新しい具体策があれば材料視されそうです。
また、下記はエコノミストのOCR見通しになっています。前回よりはやや前倒しに利上げ予想になっています。但し、今回は年内利上げなしのエコノミストも出てきました。2月時は第4四半期に全員利上げを予想していましたので、下方修正されたことになります。
以下は2月1日の金融政策記者発表要旨(一部)です。
(賃金の伸びに関する項目は略)
(現行の緩和策の項目は略)
(注)本文はあくまで英文の一部を訳したものですので、和訳はあくまで便宜的なものとしてご利用頂き、適宜、英語の原文をご参照して頂きます様お願いします。
(出所:豪州中銀HP)
相場に関してはシカゴポジション323を御参照願います。
尚、次回会合は2022年4月5日(火曜日)に予定されています。
(2月28日14:50、1豪ドル=0.7181米ドル)
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