米12月鉱工業生産指数の予想
本日は、12月鉱工業生産指数(IP)と設備稼働率が発表されます。前回11月はIP及び設備稼働率共にほぼ予想通りになりました。
12月はIPの伸びが鈍化、設備稼働率は改善継続予想です。後者は2018年〜19年にかけて80%付近までの高値がありそれに近づいていく流れとなっている一方で、供給混乱が続いている現状では材料不足によりいずれ稼働率の上昇が頭打ちになる可能性もあります。
下図はIPとNY連銀製造業景況指数(NY)の3ヶ月移動平均線の推移ですが、まだNYが高値圏で推移しており、〇印の横這いに入ったのか、否かの段階にいます。従いまして、IPも2022年中はまだ上昇傾向が続く可能性が高く、製造業の回復基調は変わらないと思われます。
尚、来週18日火曜日にNYの1月分が発表予定になっていますが、現在までの予想は26(12月は31.0)で、前月よりはやや下がる見込みですが、基調は変わっていません。
(今回予想2022年1月14日9時00分現在)
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数
(青の矢印が今日の発表値予想)
今日発表の米国経済指標
下図はユーロドルの週足チャートです。ユーロドルは短期のユーロ安トレンドが怪しくなり始めています。昨年5月高値からの抵抗線A(=1.1430)とそこから平行に下したB(=1.1070)でユーロ安トレンドを形成していましたが、今日の終値でAを越えて終わるか否かのポイントにきています。少なくともヒゲだけは上抜けました。下値はC(=1.1270)がサポートしており、ここを割らない限りはAとBの流れに戻れません。もし、Aを越えると、過去の横抵抗線D(=1.1620)が視野に入ります。更に中期トレンドの抵抗線E(=1.2120)と過去に下抜けたサポートが抵抗線になってF(=1.2300)にあります。
(2022年1月14日12:30 1ユーロ=1.1475ドル)
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