ニュージーランドドル週報(2021年11月第4週)

NZドルは対米ドル、対円で続落しています。

ニュージーランドドル週報(2021年11月第4週)

NZ/円、短期は“弱気”。中期は“強気”を維持。

11月24日、NZ中央銀行は市場の予想通り、政策金利(オフィシャル・キャッシュレート)を0.25%引き上げ0.75%に決定しました。これを受けて一時NZ買いが強まったものの、一部には0.5%の利上げを予想する向きもあったことや、FOMC議事録(11/2-3開催分)で複数の参加者が資産購入縮小ペースの加速を支持したことが明らかとなったことから、金利が上昇、ドル全面高となる中、NZドルは対米ドル、対円で反落しています。また、週末には南アで新たな変異株が発見されたことが伝わり、NYダウ先物や、日経平均株価が急落、為替市場でもリスク回避の円買いが強まり、NZドルは対米ドル、対円で続落しています。

チャートを見ると、日足は、10/21に付けた82.50を直近高値として上値を切り下げる流れに変化が認められません。また、80.00-10にあった強い下値抵抗を下抜けて下げが加速しています。短期トレンド80.30超えで越週しない限り、変化しません。日足の上値抵抗は78.90-00,79.50-60,79.90-00に、下値抵抗は78.00±10銭、77.60-70,77.10-20にあります。78.00±10銭に強い下値抵抗があり、簡単には下抜けないポイントですが、77.50割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。21日移動平均線は80.37に位置しており、短期トレンドは“NZ弱気”の流れにありますが、120日、200日線は78.19と78.15で収束しており、下値抵抗として働く可能性があります。

一方直近の週足は、小幅続落となり上値を切り下げています。下げエネルギーの強いものではありませんが、今週も上値を追い切れずに急反落しており、短期トレンドは弱い状態です。一方で、77.80〜78.00に週足ベースで見た強い下値抵抗があり、これを守り切れば反転、上昇に繋がる可能性を残します。逆に77.50割れで越週した場合は76円方向への新たな下落リスクが生じます。週足ベースで見た上値抵抗は79.00-10,79.60-70,79.90-00に、下値抵抗は77.80〜78.00,76.50-60にあります。31週、62週移動平均線は78.31と76.24に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありませんが、76円割れで越週した場合は中期トレンドも変化します。

NZ/円、短期は“弱気”。中期は“強気”を維持。

11/25現在、31週移動平均線は78.31に、62週線は76.24にあり中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持している。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る