米10月鉱工業生産指数の予想
本日は、10月鉱工業生産指数(IP)と設備稼働率が発表されます。前回9月はIP及び設備稼働率は予想を下回りました。IPはマイナスとなりましたが、トレンドとしての改善傾向は変わっていません。
(今回予想2021年11月16日11時00分現在)
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数
(青の矢印が今日の発表値予想)
前回9月の鉱工業生産指数(IP:青の折れ線)は予想を下回り、マイナスとなりました。実数は丁度100となり(指数は2017年=100を基準値としています)、同じ水準になりました。但し、上図を見ると、過去のパターンではNY連銀製造業景況指数(NY)が上昇すると時間経過でIPが追随し、NYが下降すると時間経過でIPが下がってきます。従い、まだオレンジのNYは上昇傾向を維持しているので、IPはジグザグを繰り返しながらも上昇傾向を辿ると見ています。現在の位置は丁度上図〇印の初期段階と見ています。注意するのはNYが下落傾向に入った時ですので、まだ暫く製造業は拡大していくと思います。
下図はドル円の日足チャートです。状況は昨日のNY連銀製造業景況指数時に添付した週足チャートと変わっていません。
9月22日底値からのラインA(=116円35銭)を下抜けてからドル高の勢いが削がれ、現在は10月20日高値からの抵抗線B(=114円30銭)とそこから平行に下したC(=112円70銭)で緩やかなドル安トレンドを形成しています。
今日発表の小売売上高や鉱工業生産指数の予想が非常に良いので、仮に予想通りでも米10年債金利が上昇するとドル買いが出易い地合いです。Bを抜ければ目先はD(=114円70銭)のダブルトップになります。特に小売売上高が悪いと下押し先行になりそうです。
(2021年11月16日14:30 1ドル=114円14銭)
オーダー/ポジション状況
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