米10月小売売上高の予想(21/11/16)

日本時間2021年10月16日22時半に発表予定です。

米10月小売売上高の予想(21/11/16)

米10月小売売上高の予想

本日は10月小売売上高が発表されます。9月の小売売上高(全体)は0.7%と(予想▼0.2%)予想を大きく上回りました。7月に大きく下がった数値は順調に回復しています。前回発表後はドルが買われましたが、その後のミシガン大消費者態度指数の悪化で反落しました。これは発表前日113円20銭付近だった相場が小売売上高で114円46銭の高値を付け、ポジション調整されたことによります。
今回10月分は全体で+1.5%、除く自動車で+1.0%の予想で、消費拡大傾向が続くことになります。下図を見ると、黒いトレンドラインを大きく越えて推移しています。しかも予想レンジ上限は全体・除く自動車も2.5%を越えていますので、もし結果がレンジ上限以上になるとサプライズとなり、米金利に影響を与えそうです。昨日のNY連銀製造業景況指数も予想を大きく越え、10年債金利が1.6%越えになりました。但し、その後は鉱工業生産指数と設備稼働率の発表が控えているので、注意したいと思います。

米10月小売売上高の予想

(今回予想2021年11月16日10時00分現在)

実数値ベース

実数値ベース

(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値を基準、
黒い線は上昇トレンドライン)


尚、アトランタ連銀GDPナウは2021年第4四半期で、前期比年率+8.2%(11月10日現在)になっており、かなり高い数値になっています。今日の小売売上高発表後に修正されますが、予想通り以上なら、上方修正が見込まれると思います。

下図はユーロドルの週足チャートです。底値を結んだサポートA(=1.1490)を先週下抜き、現在は6月上旬高値からの抵抗線B(=1.1645)とそこから平行に下したC(=1.1280)とでユーロ安トレンドラインを形成しています。当面の下値目途はこのCになります。従い、上値はトレンドライン上限のBまで行く途中のAが抵抗線になっています。尚、万一Bを越えると年始高値からの抵抗線D(=1.2160)が控えています。因みにAとDは平行ではありません。

実数値ベース 2枚目の画像

(2021年11月16日13:30、1ユーロ=1.1381ドル)

オーダー/ポジション状況

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