NZ/円、上値余地を探る動きが継続中。中期も“強気”。80円割れでトレンドに変化。
今週はNZ独自の注目材料がありませんでしたが、28日に発表されたアメリカの7-9月期のGDPが予想を下回ったことから足元ではドル売りがやや優勢となっています。新規材料に乏しい中で、エネルギー価格の高止まりを受けて、資源国通貨が底堅く推移しており、NZドルは対米ドル、対円で高値圏で堅調推移となっています。
チャートを見ると、日足は9/22に付けた76.34を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。また、10/11には新たな上昇トレンド入りしており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。足元では10/21に付けた10/21に付けた82.51を直近高値として上値を切り下げていますが、下値も81.00±10銭に強い抵抗が出来ており、これを割り込んで終えない限り下値余地も拡がり難い状態です。また、82.50超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。逆に日足が81円台を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。この場合でも80円割れで終えない限り、短期トレンドは大きく変化しません。日足の上値抵抗は82.10-20,82.40-50,83.10-20に、下値抵抗は81.20-30,81.00-10,80.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は79.64、77.94,77.65に位置しており、これらを上抜けて、短期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。可能性が低いと見ますが80円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。
一方直近の週足は実体が小さく上ヒゲのやや長い陽線引けとなりました。上値トライに失敗した形となったことから、今週も上値を攻めきれずに揉み合いとなっていますが、トレンド自体は強い状態を維持しており、また中期トレンドも“NZ強気”の流れにあり、反落した場合でも押しはまだ浅いものに留まる可能性が高いと見られます。週足ベースで見た上値抵抗は、82.70-80,83.10-20,83.70-80に、下値抵抗は80.90-00,79.90-00にあります。31週、62週移動平均線は78.03と75.68に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。可能性が低いと見ますが、80円割れで越週した場合は調整局面入りの可能性が点灯します。さらに、78円割れで越週した場合は76円方向への一段の下値リスクが生じます。
10/28現在、31週移動平均線は78.03に、62週線は75.68にあり中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。
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