米9月鉱工業生産指数の予想
本日は、9月鉱工業生産指数(IP)と設備稼働率が発表されます。前回8月はIPはやや下回り、設備稼働率は予想通りになりました。今回9月はIPがやや下がり、稼働率は横這い予想になっています。
(今回予想2021年10月18日13時00分現在)
鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数
(青の矢印が今日の発表値予想)
前回8月の鉱工業生産指数(IP:青の折れ線)は予想をやや下回りました。7月が上方修正されたことによるもので、従前予想通りの伸びでした。コロナ後のIPは堅調に拡大傾向を辿っています。上図はIPとNY連銀製造業景況指数(NY)の3ヶ月移動平均線を合わせたものです。過去のパターンではNYが上昇すると時間経過でIPが追随し、NYが下降すると時間経過でIPが下がってきます。現在は上図〇印の様に、トレンドラインとしてのNYは拡大傾向を継続しているので、それに追随する形でIPも右肩上がりを続ける可能性が高くなっています。先週金曜日発表のNYは予想よりも大きく下がりましたが、上げ過ぎの反動と思われ、決して悪い数値ではありません。今日のIP予想レンジ下限は▼0.6%がありますが、中間値が+0.2%ですので大方のエコノミストがプラス予想をしていることになります。従って、レンジ下限に近付く数値がでるとサプライズとなり米金利軟化に繋がる可能性ありますが、チャートから見るとそれも一過性になりそうです。
下図はドル円の日足チャートです。ラインA(=109円40銭)とそこから平行線に上げたB(=112円50銭)で緩やかなドル高トレンドを形成していましたが、先週12日に急伸してからは、C(=112円50銭)とそこから平行に上げたD(=114円50銭)の急激なドル高を形成し、金曜日は綺麗に上値を止められました。まだドル高の地合いは強いので、このCとDのトレンドラインに沿って上値トライする可能性高くなっています。このラインは急激なので、日々25銭程度の上昇ですので、金曜日には115円75銭が上値目途になります。勿論、週内でDを越えることもあり得ます。その場合は更に急伸の可能性が広がります。一方、下値はE(=113円68銭)に窓が空いており、ここを埋めて下押し先行か、埋めないで上値トライかになります。
また、図の下はRSIを示していますが、今年3月末高値80越え(〇印)目前の75.41にいます。少し買われ過ぎていますが、先に80越えで押すのか、それともポジション調整先行になるか今日・明日の動きが注目されます。
(2021年10月18日15:15 1ドル=114円30銭)
オーダー/ポジション状況
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