ユーロドル1.15台半ば、年初来安値を更新しユーロの下げ再開 (10/6夕)

6日の東京市場でユーロドルはじり安後に急落。

ユーロドル1.15台半ば、年初来安値を更新しユーロの下げ再開 (10/6夕)

ユーロドル1.15台半ば、年初来安値を更新しユーロの下げ再開

6日の東京市場でユーロドルはじり安後に急落。朝方1.1598レベルで取引が始まったユーロドルは、日中時間外の米長期債利回りが上昇したこと、米株先物が上昇したことなどを背景に、徐々に値を下げる展開となりました。その後欧州時間に入って、欧州株が序盤から大幅安となっていることで下げ足を速め、一時1.1551の年初来安値をつけ、東京時間18:00現在は1.1552レベルの安値圏で取引されています。

昨晩海外市場では、米長期金利の上昇や、欧州圏の8月PPIの不冴えにユーロドルは米国時間にかけ1.1580まで下落しました。しかし、昨晩は安値追いとはならず、その後は欧米株価の堅調を背景に、1.16近辺まで切り返して東京時間につなぎました。

本日午前10時にはニュージーランド中銀が政策金利引き上げを実施、利上げは予想通りであったものの、今後も利上げを継続する姿勢を見せたことも、本日の市場のリスクセンチメントを悪化させています。
コロナからの経済回復の過程で、欧米を中心に散見されている、供給不足、流通のボトルネック等によるインフレ率の上昇が長期化し、各国の金利上昇を招いて株価を毀損するのではないかとの懸念が市場関係者に広がっています。 

テクニカルにはユーロドルは10/1、10/2につけた直近安値1.1563を割り込んで下げが加速。日足のチャートに下方向のサポートは見当たらず、週足では200週移動平均を明確に割り込んできています。現在は週足の一目均衡表の「雲」下限1.1538に接近中。当面のターゲットは2020年3月の年間安値1.0636から今年1月につけた高値1.2349までの上昇の半値戻し1.1493あたりということになりそうです。一方上方向は、1.1655レベルの転換線に既に頭を抑えられた形で反落したことから、強いユーロ売り地合いが感じられます。

序盤の欧州主要株価指数は軒並み2%弱の大幅安。今晩この後は21:15に米9月ADP雇用統計の発表が予定されています。

ユーロドル1.15台半ば、年初来安値を更新しユーロの下げ再開

ユーロドル日足

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ユーロドル月足

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