米9月ISM製造業景況指数の予想
今回発表予想
(2021年10月1日9時現在予想)
本日23時、米国9月ISM製造業景況指数(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)が発表されます。前回8月は予想より高い結果になりましたが、明らかに勢いが減じられています。先行している9月PMI製造業景況指数(今日のISMより先行して改定値が発表されます。9月数値60.5)も7月を高値にして下降しています。
過去のパターンではPMI>ISMの場合は先行き下降トレンドになるケースが多く、もしこの流れを踏襲するとPMIを越える数値は想定できないことになります。両者はかなり接近していますので、そろそろISM>PMIにならないと、下降トレンド継続になります。
米経済指標全体に一時の勢いが無くなっているので、先行指標としてのISMが下降を辿ると時間経過でインフレの心配が薄れてきます。今週に入り、NY株の動きが少し弱めに推移しているので、景気上昇傾向の裏付けが欲しいところです。数値自体は好悪判断の50を大きく越えているので悪くはないですが、予想以下の結果になった場合に株価への影響を見たいと思います。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
下図はドル円の週足チャートです。今年年始の底値から上げたサポートA(=114円00銭)は切れており、中期の流れはドルの弱さを残しています。4月初めの高値から、次の高値を結んだ抵抗線B(=112円50銭)とそこから平行線に下したC(=109円20銭)で短期のドル高トレンドラインを形成しています。昨日はBに届く前に2020年2月高値の112円23銭とほぼ接近するダブルトップで一度止められ、日足は大きな陰線で終えています。今日の週足終値が111円20銭未満で終わると、2020年3月以降では実態で111円20銭以上がなく、全て上ヒゲだけになります。そして今週の週足がトウバ線になるので、目先の上値トライ失敗になります。また、今週初寄り値が110円77銭ですので、このポイントも重要です。110円77銭〜111円19銭内で終わると、来週は上値が重い展開になります。NY株の動きも上げの勢いを失っているので、今日の指標は1つの材料(売り買い共)になるかもしれません。尚、ドル高への流れはE(=104円00銭)がサポートしています。
(10月1日13:20、1ドル=111円18銭)
オーダー/ポジション状況
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