ドル円109円台半ば、恒大グループ傘下企業の利払い報道でレンジ下限から持ち直す (9/22午前)

22日午前の東京市場でドル円は反発。

ドル円109円台半ば、恒大グループ傘下企業の利払い報道でレンジ下限から持ち直す (9/22午前)

ドル円109円台半ば、恒大グループ傘下企業の利払い報道でレンジ下限から持ち直す

22日午前の東京市場でドル円は反発。朝方109.23レベルで取引が始まったドル円は、一旦109.12まで値を下げた後、デフォルト懸念が広がっている中国恒大グループの関連会社恒大地産が23日の人民元建て利払いを実施すると報じられたことから10時過ぎに急伸。一時109.48まで値を戻し、東京時間正午現在は109.42レベルで取引されています。
日経平均株価は、前日NYダウがマイナスで終わったことから、売り先行で始まりましたが、恒大グループ企業の23日の利払い実施報道が好感され一時プラス圏に浮上する場面もありました。しかし、本邦祝日前にポジションを縮小する動きも出て上昇は続かず、結局174円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では欧州時間にかけては中国恒大グループのデフォルトをめぐる過度の悲観が一服し、米株先物も上昇に転じたことから、ドル円は一時109.71まで持ち直す動きとなりました。
しかし、その後の恒大集団が少なくとも2つの銀行に対して支払いが遅れたとの報道等からリスク回避の動きが再燃、また、明日未明に結果公表を控えたFOMCへの警戒感も重石となり、ドル円は109.19レベルまで反落し、109.23レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩から今朝にかけての下落で、一時8月中旬以降の取引レンジの下限109.11に接近する場面もありましたが、切り返し、レンジ相場を継続しています。

明日未明にFOMCの結果発表を控え、ここからは動きにくい時間帯となりますが、引き続き恒大グループ関連のヘッドラインには注意を要します。また、あまりポジションの偏りはないと思われるものの、明日は本邦祝日のため、本邦勢のポジション調整の動きにも一応要警戒です。

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