オーストラリアの5月貿易収支の予想
(日本時間2021年7月1日朝10時30分発表予定)
明日(木曜日)の早朝、豪州の5月貿易収支が発表されます。
前回4月は予想をやや下回る+80.25億豪ドルの黒字になりました。かなり大きな黒字額でしたが、5月は遂に100億豪ドルを越える黒字予想になっています。豪州貿易収支が新たな領域に入ってきたのかを見る必要があります。但し、ここ数年は4月前後が年内の最大黒字となり、その後は冬の季節に向かい減少しています。季節要因となるかも見たいと思います。
GDPベースでは第1四半期が月平均+77.19億豪ドルで、今回が予想通りなら第2四半期は+92.64億豪ドルとなり、前期比+20%の黒字増となります。
(今回発表予想6月30日11時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2021年4月現在:○印は各年5月、黒線矢印は今回5月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)
輸出入の項目別では、輸出は5月が前月比+6.0%(レンジ+4〜+11%:4月は+3.0%)、輸入は5月が同0.0%(レンジ0〜+2%:4月は▼3.0%)です。5月は輸出が更に増加、輸入が横這いの黒字拡大ですので、予想通りならある程度強い内容と言えそうです。
下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。今年2月下旬の高値を起点とした抵抗線A(=0.7800)と、そこから平行に下したB(=0.7400)で豪ドル安トレンドラインを形成しています。目先はC(=0.7476)で一度止められていますが、まだ豪ドルは弱くダブルボトムを狙える位置にいます。もしCを切ればB方向が見えてきます。上値は何度か止められているD(=0.7590)の横抵抗線が効いており、ここを上抜いてくればE(=0.7740)が視界に入ってきます。尚、この中間の0.7640〜50にも抵抗線が控えています。
(6月30日13:40、1豪ドル=0.7520米ドル)
オーダー/ポジション状況
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