米国第1四半期GDP改定値および4月個人消費・PCEコアの予想(21/5/27)

今日(米国1Q・GDPとPCE改定値)・明日(4月PCE)で成長率、個人消費、あるいはインフレ関連指標が発表されます。

米国第1四半期GDP改定値および4月個人消費・PCEコアの予想(21/5/27)

(1)1Q・GDP関連改定値(27日21時半公表)

(1)1Q・GDP関連改定値(27日21時半公表)

(今回発表予想)5月27日9時現在

@GDP推移(四半期実数値)

@GDP推移(四半期実数値)

GDP推移(四半期実数値)側は今回の予想値をベースにした数値

(2)4月個人消費支出とPCEコア(28日21時半公表)

(2)4月個人消費支出とPCEコア(28日21時半公表)

(今回発表予想)5月27日9時現在:発表直前の数値をご確認お願いします

ACPIとPCE

ACPIとPCE

上図オレンジ色の矢印が今回4月分予想

今日(米国1Q・GDPとPCE改定値)・明日(4月PCE)で成長率、個人消費、あるいはインフレ関連指標が発表されます。前者は1QのGDPと個人消費支出は上方修正予想になっています。チャート@を見ると、まだ2019年3Qの高値を越えておらず、仮に予想レンジ上限でも越えられません(2020年以前の改定値があった場合は除く)。また、PCEコアは前回と横這い予想です。予想レンジは上方しかありませんので、万一、2.3%未満の場合は、米金利に影響を与えそうです。
4月分に関しては、FRBの物価目標としているPCEコアが2%を越える予想です。既に12日発表の4月CPIコアは年率+3.0%(チャートA青色の折れ線)で、かつFRBは一時的上振れと予想している数値が実際に目のあたりになりそうです。27日の1Q・PCEコアの数値が2Qにはどの様な変遷を辿るのかが最初の結果となります。

下図はドル円の日足チャートです。年初からドル高トレンドを形成し、ラインA(=108円60銭)をサポートにしています。しかしながら、3月31日高値からの抵抗線ラインB(=109円60銭)に止められ、現在はAとBの3角保合い収斂となっています。もしBを越えれば、ドル高トレンドラインに乗りC(=110円50銭)乃至、ダブルトップの111円付近が見えてきます。逆にAを割ると過去に何度か止められたD(=108円40銭)の横サポートがあります。万一、Dを切って終わると年初からのドル高が終了することになりそうです。
米10年債金利は一時の上昇度合いを失い、利益確定の債券買い戻しになっています。今日・明日の指標で米経済の回復の強さを改めて認識するのか、巡航速度入りを見るのか、指標結果で中長期債の金利動向を見たいと思います。

(2)4月個人消費支出とPCEコア(28日21時半公表) 2枚目の画像

(5月27日11:11、1ドル=109円12銭)

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