ドル円政策への思惑で乱高下株反発(2016年7月27日)

本日の東京市場では日銀の金融政策や政府の財政政策をめぐる思惑でドル円、株価ともに乱高下する展開となりました。

ドル円政策への思惑で乱高下株反発(2016年7月27日)

ドル円政策への思惑で乱高下株反発

ドル円株価ともにニュースに踊り乱高下

本日の東京市場では日銀の金融政策や政府の財政政策をめぐる思惑でドル円、株価ともに乱高下する展開となりました。

朝方は日経新聞の報じた追加緩和に関し、日銀内部で複数案が検討されているとの報道にドル円、株価ともに反発、105円台をつけました。さらにFNNが政府の経済対策が27兆円となると報道、加えてウォールストリートジャーナルが日本政府が50年債の発行を検討していると伝えたことから円安が加速し、この日の高値となる106.54をつけました。
しかし、50年債に関しては財務省幹部による否定が報道されドル円は再び105円台前半へ下落。
今度は2時過ぎに安倍首相が経済対策の事業規模を28兆円とし、8月2日に閣議決定すると表明したとの報道が伝わり、再びドル円は瞬間風速で106円台に乗せたものの、その後は勢いを失い105円台半ばを中心とした取引となっています。
日経平均も後場が開くと16,830円の高値をつけましたがその後はやや落ち着き、終値は前日比281円高の16,664円でした。

織り込み状況がややわかりにくくなるも「ゼロ回答」はリスク

最近では珍しく短時間に経済対策をめぐるニュースに上下に振り回される忙しい相場となりました。財政政策はこれでほぼ概要が見えたものの、日銀の金融政策に関しては結局どこまで織り込んでどこまで期待の泡をつぶしたのかがよくわからない状況となっています。
たぶん、ヘリマネに関しては本日の50年債も含め完全に期待からはずれ、追加金融緩和についてはかなりの期待が残っているといったあたりでしょうか。
いつぞやのようにこの状況で日銀が「まさかのゼロ回答」に出ると総逆ねじ巻きになりかねないリスクがあると考えたほうがよいようです。

明日未明のFOMC声明文に注目

日中は日本ネタでばかり相場が動いた感があるものの、本日のメインイベントは明日未明3:00のFOMCの結果公表。政策金利変更の可能性はほぼありませんが、声明文に今後の金利政策の方向性をうかがわせる何かが含まれるか否かに注目が集まります。
序盤の欧州株価指数先物は概ね堅調に推移。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る