ユーロドル1.21台前半で米株先物に沿う動き
12日の東京市場でユーロドルは1.21台前半での動き。朝方1.2148レベルで取引が始まったユーロドルは、日中米株先物が一段安となったことに沿う形で昼過ぎにかけて1.2116までほぼ一方向で下落しました。その後は米株先物が下げ幅を縮小するにつれユーロドルも値を戻し、東京時間18:00現在は1.2134レベルで取引されています。
昨晩海外市場では序盤に米ドルの長期金利が上昇、主要国の株価は下落という中で、為替市場では米ドルが主要通貨に対して下落するややちぐはぐな動きとなりました。ユーロに関してはやや時間差はあったもののドイツのZEW景況感指数が好調だったことを反芻した結果か、米国時間の序盤にユーロドルが一時1.2182の高値をつけ、雇用統計直後の高値を更新しています。
テクニカルにはユーロドルは昨晩直近高値を更新しているものの、昨日、本日と下値も切り下げており、必ずしもユーロ買い地合いとも言えない形。本日高値を更新し、年初来高値1.2349からの下落の76.4%戻し1.2197につっかけていけるのか、あるいは1.20台後半の転換線や21日移動平均線あたりを試す下方向の動きとなるのか、米CPI発表前後の動きに注目です。
序盤の欧州主要株価指数は、ドイツを除きマイナス圏での動き。今晩この後21:30に米4月のCPI、23:30に米週間原油在庫統計の発表があります。
ユーロドル日足
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