N$シカゴポジション(2021年2月23日現在)

シカゴのNZドルは差し引き900枚程度、ロングを積み上げてきました。ロングは200枚増、ショートは700枚減です。

N$シカゴポジション(2021年2月23日現在)

シカゴポジション(CME)271

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)271

主要通貨ポジション(単位:枚)(2021年2月23日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

前週のシカゴは堅調推移のオセアニア通貨では、NZドルは上手く回転させている様ですが、豪ドルはまだ気迷いです。その他は先週の相場が円安継続で、ドル円のポジションは縮小したものの、まだ28千枚を維持しており、先々の相場観はまだドル安にかけています。ユーロは先週金曜日に下落したので、明日の締日数値が気にかかります。

シカゴのNZドルは差し引き900枚程度、ロングを積み上げてきました。ロングは200枚増、ショートは700枚減です。相場はほとんど高値圏でしたので、ショートを損切りをした模様です。シカゴの相場観では押し目を拾ってくる可能性が強くなっています。1万5000枚以上のネットロングポジションを2〜3週間続けると2万枚方向に積み上げると思います。チャートを見ると、赤のNZドル高トレンドラインは今週0.7000〜0.7450にあり、この間の緑の抵抗線は先週の締日には0.7340で止まっています。水曜日から木曜朝にかけて緑を抜き、0.7466まで急騰後、僅か2日で240ピップスも下げているので、明日の締日で0.7340以上を回復するエネルギーはなさそうです。

さて、実際の相場は、11月下旬底値からのNZドル高サポートラインが0.7170にあります。上値は0.7320に抵抗線があり、今週はこのレンジ内で推移しそうです。NZドル高トレンド内で高値を追う展開となるには0.7320を越えて行くことが必要になります。逆に0.7170を切れてくると、これまでのNZドル高からの調整入りになりそうです。その場合は0.7140〜50、0.7100サポートを試す流れに入りますが、重要サポート0.70が視野に入りそうです。シカゴは押し目でロングを積み増してくるのか、手仕舞ってくるのか注目したいと思います。

シカゴポジション(CME)271 2枚目の画像

(1NZドル=0.7271ドル、3月1日13:40)

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