NZの2020年第4・四半期消費者物価指数の予想
(日本時間2021年1月22日朝6時45分発表予定)
明日金曜日の早朝にNZの第4四半期消費者物価指数が発表されます。市場の予想は以下となっています。
(今回発表予想)1月21日13時00分現在
(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均
(2020年3Qまで、黒い線の右側は今回‘20年4Qの予想値、赤は0%)
今回発表の2020年4Q・CPIは前期比+0.2%とインフレ低下予想となっています。他の先進国よりも、インフレ率がやや高いものの、流れは同じ様な動きを辿っています。オレンジ色の移動平均線は昨年4Qからほぼ一貫して下がっています。コロナウィルスを早い段階で終息させましたが、世界のデフレ傾向に抗しきれていない様です。
また下図の年率ベースの変化を見ると、2020年1Qの2.5%を高値にして下がっており、NZ中銀のインフレ目標レンジ下限を這う様な流れです。もしエコノミスト予想レンジの下限以下なら、1ヶ月後に予定されている中銀金融政策にも影響がでそうです。
年率ベースの消費者物価指数と中銀インフレ目標値(1〜3%)
上図は今回の予想値を加味(黒い線より右が今回予想値、赤い両線は中銀インフレ目標値レンジ)
NZドル米ドルの相場は、今週月曜日のシカゴポジション265内で0.7200のサポート切れで下値模索方向としました、今週の底値は0.7096までで、その後は0.7200絡みまで反発しています。サポートだったラインが現在は0.7220まで上がり、抵抗線に変わっているので、明日の週足終値でこの抵抗線を越えていけるのかをウォッチすることになります。現在のスポットは2手前の陰線を全部戻す陽線になりかけているので、先週の寄り値0.7221が分岐点になります。
もしそこまで戻せないと、11月初底値から上げたサポートを切っているので、まだNZドル高からの調整が継続することになりそうです。CPIが予想以下の結果になると、材料視される可能性がでてきます。
(1月21日15時00分、1NZドル=0.7209米ドル)
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