NZ/円、“NZ強気”を維持。強い上値抵抗ポイントにも注意。
今週はNZの重要な経済指標の発表はなく、NZドル相場は先週に続き市場のリスク選好の動きに追随する展開となっています。一方で、14日にバイデン次期大統領の追加経済対策が公表されたことで材料出尽くし感もあり、またパウエルFEB議長が早期利上げを否定したこともあり、NZ急伸にも繋がり難くなっています。NZドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。
チャートを見ると日足は、昨年10/30に付けた68.87を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。また、74.10-20にあった強い上値抵抗を1/5の陽線が実体ベースで上抜けており、新たな上昇トレンド形成の動きに入った可能性が生じています。日足が74円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなりますが、この場合でも短期トレンドは73円割れで終えない限り大きく変化しません。日足の上値抵抗は75.50-60、75.90-00、76.50-60に、下値抵抗は74.40-50、73.90-0、73.00-10にあります。21日移動平均線は74.17に、120日、200日線は71.40と69.91に位置しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
一方週足は続伸となり下値を切り上げる流れを維持しています。短期トレンドは強い状態を維持していますが、新たな上昇トレンドに入って今週は9週目に入っており、一相場の流れから見れば一旦調整が入ってもおかしくない時間帯に入ってきました。また、75〜76円ゾーンには中期的な上値抵抗が厚いことから、このレベルを一気に上抜くにも無理がありそうです。週足の上値抵抗は75.80-90、76.70-80に、下値抵抗は74.10-20、73.50-60にあります。74円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、73.50割れで越週した場合は短期トレンドが変化します。31週、62週移動平均線は71.13と69.83に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
1/14現在、31週移動平均線は71.13に62週線は69.83にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。
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