NZ/円、短期は“NZ強気”を維持。中期も“強気”、一段のNZ上昇へ。
今週はNZの重要な経済指標の発表はありませんでしたが、足元での新型コロナウィルスの感染者の拡大が止まらず景気先行きへの不透明感が増す一方で、1/5に行われたアメリカのジョージア州の上院議員選挙で民主党が2議席を獲得、上院が50:50となったことから、バイデン政権の安定と経済政策が進めやすくなったとの見方が広がり、リスク選好の動きが強まって、主要株式市場は高値を更新、為替市場でもNZドルは対米ドルで2018年4月、対円でも2019年4月以来となる高値水準で推移しています。
チャートを見ると日足は、10/30に付けた68.87を直近安値として下値を切り上げる流れを変えておらず、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。また、74.10-20にあった強い上値抵抗を1/5の陽線が実体ベースで上抜けており、新たな上昇トレンド形成の動きに入った可能性が生じています。76.00〜76.50を次のターゲットとして上値余地を探る動きが継続すると見られます。短期トレンドは73円割れで終えない限り変化しません。日足の上値抵抗は75.40-50、75.90-00、76.50-60に、下値抵抗は74.80-90、74.40-50、73.90-00にあります。21日移動平均線は73.87に、120日、200日線は71.21と69.65に位置しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
一方週足を見ると、小幅続伸となり下値を気切り上げる流れに変化が認められません。また、74.00-10にあった週足の抵抗を上抜けて越週しており、今週は週初から上値トライの動きが先行しています。週足の上値抵抗は75.80-90、76.70-80に、下値抵抗は74.10-20、73.50-60にあります。31週、62週移動平均線は70.95と69.74に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
1/8現在、31週移動平均線は70.95に62週線は69.74にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。
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