米11月雇用統計の予想(20/12/4)

日本時間2020年12月4日22時30分に発表予定です。

米11月雇用統計の予想(20/12/4)

米11月雇用統計の予想

本日は米雇用統計の数値が発表されます。大統領選挙後のNY株はやや暴騰気味ですので、例えばNFPが予想レンジを下回る様な結果になると、株価に影響を与え、その後の為替にも影響が及びそうです。

今回の予想

今回の予想

(12月4日9時現在)

NFPとADP社

NFPとADP社

前回10月数値は失業率が大幅に改善し、NFPも予想を上回りました。米労働省は10月もコロナ後の経済活動は拡大し、レジャー・接待関連、専門職、小売、建設などの部門が拡大したと分析しています。一方で政府関連の雇用は減少したとの由です。
さて11月ですが、前月比で失業率は小幅改善、NFPは増加数が小幅減、平均時給は横這い予想になっています。まだまだコロナ前までは回復していません。
注目のNFPもADP社の11月までの実数と比較すると、その差が10月までの36.6万人から55.9万人に拡大しています。回復途上の月ずれの範囲内とは思いますが、労働省分析内で、政府関連雇用が前月から減少を続けているので、この差には少し違和感が出てきています。またNFPの予想レンジでも、久しぶりにマイナス予想するエコノミストも出てきているので、万一この数値になると株・為替に影響が出るかもしれません。因みにエコノミスト予想レンジを入れて計算すると、NFPは▼1,019〜▼934万人になります。

下図はユーロドルの日足チャートです。E(=1.2011)の抵抗線を抜けてからの上昇度合いが急激になっています。これは12月1日の大陽線に伴い、11月5日底値としたラインC(=1.1860)とD(=1.2050)のユーロ高トレンドすらも一気に上抜けてしまいました。現在は11月4日底値からのA(=1.1930)とB(=1.2190)のトレンドラインに移行し、そして昨日はその高値付近までトライしています。この後者のトレンドラインは1日で15ピップス程度も上がっているので、今日の段階では1.2205付近に抵抗線があります。
もし、今日の指標で上を抜けた場合には、更にユーロは天井確認となり、2018年2月高値の1.2555付近までの上昇余地ができそうです。一方で、ここから反落すると、下値はD→E→A→Cの順にあるサポート方向狙いとなり、どこで止まるかとなります。

NFPとADP社 2枚目の画像

(2020年12月4日13:10、1ユーロ=1.2145ドル) 

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