米11月雇用統計の予想
本日は米雇用統計の数値が発表されます。大統領選挙後のNY株はやや暴騰気味ですので、例えばNFPが予想レンジを下回る様な結果になると、株価に影響を与え、その後の為替にも影響が及びそうです。
今回の予想
(12月4日9時現在)
NFPとADP社
前回10月数値は失業率が大幅に改善し、NFPも予想を上回りました。米労働省は10月もコロナ後の経済活動は拡大し、レジャー・接待関連、専門職、小売、建設などの部門が拡大したと分析しています。一方で政府関連の雇用は減少したとの由です。
さて11月ですが、前月比で失業率は小幅改善、NFPは増加数が小幅減、平均時給は横這い予想になっています。まだまだコロナ前までは回復していません。
注目のNFPもADP社の11月までの実数と比較すると、その差が10月までの36.6万人から55.9万人に拡大しています。回復途上の月ずれの範囲内とは思いますが、労働省分析内で、政府関連雇用が前月から減少を続けているので、この差には少し違和感が出てきています。またNFPの予想レンジでも、久しぶりにマイナス予想するエコノミストも出てきているので、万一この数値になると株・為替に影響が出るかもしれません。因みにエコノミスト予想レンジを入れて計算すると、NFPは▼1,019〜▼934万人になります。
下図はユーロドルの日足チャートです。E(=1.2011)の抵抗線を抜けてからの上昇度合いが急激になっています。これは12月1日の大陽線に伴い、11月5日底値としたラインC(=1.1860)とD(=1.2050)のユーロ高トレンドすらも一気に上抜けてしまいました。現在は11月4日底値からのA(=1.1930)とB(=1.2190)のトレンドラインに移行し、そして昨日はその高値付近までトライしています。この後者のトレンドラインは1日で15ピップス程度も上がっているので、今日の段階では1.2205付近に抵抗線があります。
もし、今日の指標で上を抜けた場合には、更にユーロは天井確認となり、2018年2月高値の1.2555付近までの上昇余地ができそうです。一方で、ここから反落すると、下値はD→E→A→Cの順にあるサポート方向狙いとなり、どこで止まるかとなります。
(2020年12月4日13:10、1ユーロ=1.2145ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
東京市場のドルは151円台でのこう着、今晩のPCEデフレータで動く可能性も(24/3/29)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、グッドフライデーの祝日で、多くの海外市場が休場となっていることから方向感の乏しい地合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.03.29
ドル円 週間通して1円未満の変動、今年最小更新となるか(3/29夕)
東京市場は151円全台前半での揉み合い。本邦当局者からの円安けん制発言など、材料は決して少なくなかったが市場動意は限られた。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.03.29
NZドルWeekly 調整局面は継続、90円割れの攻防を迎える(24/3/29)
NZドルは、政府・日銀による円買い介入への警戒感が高まるなか、目先のサポートラインだった100日移動平均線や、一目均衡表の雲をそれぞれ下回る弱い地合いとなった。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2020.12.04
米雇用統計を注視、レンジ放れへの期待も(12/4夕)
4日の東京市場は、ドルの上値が重い。ユーロ高・ドル安の動きなどに連れ、ドル/円も底堅く推移したが頭も重く、104円前後でキャップされている。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。