ドル円103円台後半 米雇用統計控え小動き (12/4午前)

4日午前の東京市場でドル円は横ばい推移。

ドル円103円台後半 米雇用統計控え小動き (12/4午前)

ドル円103円台後半 米雇用統計控え小動き

4日午前の東京市場でドル円は横ばい推移。朝方103.90レベルで取引が始まったドル円はほぼ無風状態で、午前の値幅は103.74-90の16銭にとどまり、東京時間正午現在は103.85-90レベルの取引です。日経平均は円高進行と、ファイザー社が年内のコロナウイルスワクチン出荷目標を約半分に引き下げたとの報道に軟調推移、118円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、コロナウイルスワクチンの早期実用化期待が継続、リスク選好の流れからドル売りが続きました。主要通貨ではユーロドルが大幅に高値を更新し、ドル円も歩調を合わせる形で104円台前半から一時103.67まで急落しました。NY終盤にダウジョーンズが上記の年内ワクチン供給量大幅減のニュースが伝えると、株価は急速に上げ幅を縮小したものの、為替市場の反応は鈍く、ドル円は104円を回復しないまま東京市場につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の下落で21日移動平均線を下放れ、ややドル売り地合いに転じています。下方向のターゲットは昨晩わずかに到達できなかった11/18安値103.65が最初のサポート、11/6安値103.18が次の目標となりますが、そこから下は101円台までサポートらしいサポートが見当たらず、円高加速への警戒が必要です。

本日この後は基本的には22:30発表の米11月雇用統計の発表待ち。
非農業部門雇用者数の予想は47万5千人増と前月の63万8千人増よりやや弱めの見通しとなっていますが、今週の米国雇用関連指標はいずれも冴えない結果となっており、下ぶれた場合への警戒感も出てきそうです。

ドル円103円台後半 米雇用統計控え小動き

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