ユーロドル一時1.1303 週明け早々のリスク選好に堅調推移
〇ユーロドル株式市場のリスク選好に一時1.1303まで上昇
〇中国株は5%超上昇相場に過熱感も
〇第3四半期開始に伴う投資資金の流入も株価を支える
週明けの東京市場でユーロドルは上昇。朝方1.1244で取引が始まると、米株先物や、香港、中国株の急騰にリスク選好に伴うドル全面安の展開となり、ユーロドルはほぼ一方向で値を上げ、夕刻欧州勢参入後には一時1.1303の高値を付けました。しかし、今回も1.13台の滞空時間は短く、やや押し戻されて東京時間18:30現在は1.1285レベルで取引されています。
週末に株式市場のリスク選好に寄与する特段の材料があったわけではありませんが、各国の景気刺激策がコロナ感染拡大のマイナスを補って余りあるとの見方が引き続き強く、株式市場への資金流入が続いています。先週金曜米市場が休場だったこともあり、本日が実質的な第3四半期のスタートとなっていることも、期初の投資資金の市場への流入を通じ株価の上昇を支えています。なかでも、中国の上海総合株価指数が前週末比5.7%上昇で取引を終了、売買高を伴って相場はやや過熱気味です。
夕刻発表されたドイツの5月の製造業受注は前年比-29.3%と事前予想-24%を大きく下回りましたがユーロドルへの影響は限定的でした。テクニカルにはユーロドルは本日の上昇で基準線、転換線、21日移動平均線を上抜けて、ユーロ買い地合いが強まっています。一方で先週に続いて1.13台での上値の重さも確認されており、本日はユーロドルが1.13台にしっかりのせていくことができるかに注目です。
序盤の欧州主要株価指数はほぼ全面高。今晩この後は22:45に6月米サービス業PMI確報、23:00に6月ISM非製造業指数が発表されます。
ユーロドル日足
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