豪州中銀まさかの「後だし」利下げでA$急落
本日豪州中銀は政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを0.25%引き下げ、過去最低水準の1.75%にしました。
先月末に発表された第一四半期の消費者物価指数が予想外の低下を見せていたことから、一部では今回の利下げを見越して為替を売る動きも出ましたが、過半は現状維持の予想でした。ましてや先週来米国、ニュージーランド、日本と政策の現状維持が続いた後なので当然相対的切迫感の低いオーストラリアはやらないだろうと思っていたところ、意表を突かれた形です。
思えば豪州中銀は以前から豪ドルの強さをしきりと気にしてもいました。
ややうがった見方ですが、主要国+ニュージーランドが政策を維持した今、豪ドル安を示現するにはここでの利下げは最高のタイミングだったのではないかとも考えてしまいます。
余波をくらってせっかく維持していた106円も割り込んでしまった我が国のことを考えれば、豪州中銀は非常にうまくやったと考えざるを得ません。
豪ドル円は利下げ前の81円半ばから一時80.02まで急落、その後は80円台半ばで取引されています。対ドルでも直前は0.77台に乗せていたものが一旦は0.7556の安値を付けました。連れ安となったドル円は105円台半ばでの推移。
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