シカゴポジション(CME)155
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
NZドルのポジションは、ショートポジションを前週に続き減らしました。ネットショートで1,500枚減らし、3週間で計15,600枚減となっています。但し、内訳は豪ドルと違い、ロング4,300枚増、ショート2,800枚増です。ロングの増加はリスクヘッジと思われますが、ショート増は値頃感からの売り増しと思われます。
下のチャートを見ると、2017年から続いている緩やかなNZドル安トレンドライン(赤と緑)内に回帰しており、短期的にはまだNZドル買戻しとなりそうな状況にいます。
そのNZドル/米ドル相場は、6月からのNZドル安トレンドラインを上抜き後に、一気にトレンドライン開始時点の下限ポイントであった0.6850米ドルまで買い戻され、その後上げ過ぎの調整入りになっています。結果、現在は0.6670〜0.6940米ドルの短期NZドル上昇トレンドラインを形成しており、そのライン下限に向けての調整になっています。この途中の0.6730、0.6700米ドルにもサポートありますが、0.6670米ドルのサポートをキープできれば、再度NZドル高に戻りそうです。上値は0.6810〜20米ドルの抵抗線を抜けてくれれば、今回の下押しが終了になります。従いまして、先に0.6670米ドルまで押すか、0.6820米ドルの上抜きが先になるかとなっています。
(1NZドル=0.6758米ドル、11月27日10時50分現在)
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。
棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。
緑は抵抗線になっています。
別途水色とオレンジを加えています。
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