NZ、7月貿易収支予想
(今回発表予想8月23日11時00分現在)
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
NZの貿易収支は季節要因として、大方例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜11月に赤字傾向となっています。前回6月も予想下回る赤字となり、7月は例年通り(下図○印)のマイナス予想になっています。NZは冬から夏に向かう季節ですので、パターン通りになりそうです。
また、各年上半期の黒字額が2013年以降で、月平均黒字額が+1.13〜+5.18億NZドルでしたが、2018年の上半期は▼0.6億NZドルになり、上半期は例年の黒字と違い、赤字になりました。これにより通年でかなりの赤字幅が想定され、GDPにはマイナス要因になります。
(○印は各年7月、縦の黒い線より右側は7月予想値、赤い線は収支ゼロ)
7月貿易収支の内訳予想は輸出47.6億NZドル(レンジ46.0〜49.0億NZドル、6月は49.09億NZドル)、輸入52.0億NZドル(レンジ48.0〜57.0億NZドル、6月は50.22億NZドル)となっており、6月と比較して輸出減、輸入増での赤字拡大になっており、あまり内容的に良くないですが、内需拡大の観点では輸入増は好感されます。
現在のNZドル/米ドルの為替は、昨日予想上回る小売売上高数値にNZドルは0.6710〜20米ドルの抵抗線まで買われましたが、結局この抵抗線に止められて最初のサポート0.6670〜80米ドルまで小反落しています。依然として、0.6440〜0.6720米ドルのNZドル安トレンドラインに沿って推移しています。次のサポートは0.6630、006600〜10米ドルにサポートあります。上値は0.6730越えて終わると短期のNZドルは中立になります。(8月23日12:34、1NZドル=0.6670米ドル)
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