オーストラリア 2月失業率結果(18/3/22)

2月の豪州失業率は、就業者数・失業率共にほぼエコノミスト予想を下回りました。

オーストラリア 2月失業率結果(18/3/22)

オーストラリア 2月失業率結果

2月の豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数・失業率共にほぼエコノミスト予想を下回りました。それでも豪州の雇用は引き続き拡大傾向となっています。また内容的にもフルタイムの雇用が大幅に伸びました。

豪雇用統計結果

豪雇用統計結果

オーストラリア 2月失業率結果

2月の就業者数は12月より17,500人増で予想(20,000人)を下回りました。また1月は当初の+1.6万人⇒+1.25万人に下方修正されたので、この分を勘案すると更に予想を下回ります。内訳は、フルタイム雇用者が+64,900人増(1月49,800人減)、と大幅になり、1月の反動増とはいえ賃金面では好影響となります。パートタイムが▼47,400人減(同65,800人増)となりました。雇用は拡大しているといえます。

オーストラリア 2月失業率結果 2枚目の画像

2月の失業者は増加しました。人口増で雇用拡大し、求職者も増えているようです。しかもフルタイム希望が13,600人増(1月は4,500人減)となり、先行きの雇用環境が改善するとの見込みになっています。パートタイムは4,700人減(12月▼3,400人減)となっています。
また、労働参加率は65.7%となり1月より0.1%上昇しました。
また月間全労働時間は2120万時間増加し、17億3410万時間(前月は17億1290万時間)となりました。2月が通常月より2〜3日少ないにも関わらず、増加しており、消費には好影響となりそうです。

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準(赤い線)を大きく越え、1月に横這いとなっていましたが、2月は更に上昇しました。着実な改善を示しています。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7780米ドル付近で推移していましたが、発表後は、予想以下の見方で20ピップス程度豪ドルが売られ0.7755〜60米ドルで推移しています。表向きは悪いですが、内容的は良いですので、一方的な売りにも繋がり難くなっています。
目先は上値の0.7780〜90米ドルは比較的強い抵抗線になっていたので反落していますが、一方で、下値は0.7730、0.7680米ドルにサポートあります。まだ0.7660〜0.79米ドルの豪ドル安トレンドは有効になっています。(1豪ドル=0.7763米ドル、3月22日10時30分現在)
 (以上)

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