ユーロドル 下値探りの後反発
週明けの東京市場でユーロドルは下値を探る展開となりましたが、夕刻欧州勢参入後に反発、日中の底値1.2258から、東京時間19:30現在は1.23を回復する動きとなっています。
先週末の海外市場でユーロドルは軟調に推移、ECBの慎重姿勢に加え、金曜の終盤にかけて発表された鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大消費者信頼感指数等の米指標が軒並み好調だったことによるドル買いで、ユーロは一時1.2260まで下げ1.23割れに沈んだまま越週しました。
これを受けた週明けの東京市場でもユーロの頭は重く、日中は特段の材料も無い中で再度下値を探る動きとなり、午後3時前には前週末の海外安値を下回る1.2258の安値をつけましたが、欧州時間に入り欧州委員会が、英国のEU離脱に関し記者会見をするとの報道に離脱に伴う激変緩和に関し何か進展があるのではないかとの期待が広がり、ポンド、ユーロなどが対ドルで反発、ユーロドルは東京時間の高値を越えて1.23近辺で取引されています。
ただ、今週は少なくとも半ばまでは明日から開催される米FOMC(日本時間22日3:00結果発表)とパウエル新議長初の記者会見に焦点を合わせての動きとなることが予想され、週初は大きくは動きにくい状況です。
CME FED WATCHでの今回の利上げ確率は94.4%とほぼ完全に織り込みが完了していますが、その後の道筋は不透明。今回のステートメントや議長会見に最初の手がかりを求める形となるために、週後半は波乱含みです。
序盤の欧州株価指数先物は貿易戦争への懸念と、DAX指数の50日線と200日線の「デッドクロス」にほぼ全面安。今晩この後大きな経済イベントは予定されていません。
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