オーストラリアドル週報(2017年11月第二週)

オーストラリア経済は世界経済が緩やかな拡大基調を続ける中、外需による輸出の伸びや、内需による輸入増加も認められ、貿易取引も拡大傾向にあります。

オーストラリアドル週報(2017年11月第二週)

豪ドル/円、短期は弱気の流れ。中期は強気を維持。

オーストラリア経済は世界経済が緩やかな拡大基調を続ける中、外需による輸出の伸びや、内需による輸入増加も認められ、貿易取引も拡大傾向にあります。また、好調な労働市場に支えられて消費もしっかりしており、景況感は引き続き良好です。低い労働賃金の伸び率や住宅価格の上昇などによる家計債務の拡大傾向が将来的な懸念材料ではありますが、世界経済に明るさが増す中では景気に対する不安材料は乏しい状態です。一方で、先進国の株、債券市場が活況となる中で、新興国から先進国へと資金がシフトする傾向にあり、豪ドル相場は上値の重い展開が続いています。しかし、テクニカルには豪ドル/ドルの0.7500〜0.7600、豪ドル/円の86〜87円に中期的な下値抵抗があり、このレベルは簡単には下抜けそうもありません。

チャートを見ると、日足は、9/22に付けた89.38を直近高値として上値を切り下げる流れに変化が認められません。この日足の上値抵抗が88.50-60近辺にあり、これを上抜けない限り、下値リスクにより警戒が必要です。また、8/11に付けた85.45を起点として下値を切り上げてきた短期サポートラインからも下抜けた位置で推移しており、この日足の上値抵抗は88.10-20にあります。現状は86円台の下値抵抗を守って反発に転ずる可能性を残していますが、前述の上値抵抗をクリアして89円台を回復しない限り短期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。21日移動平均線は87.81に位置しており、下値リスクを残した状態ですが、120日線は86.79に、200日線は86.02位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。

一方直近の週足は、十文字の寄せ線に近い形で越週しましたが、上値を切り下げる流れには変化が認められず、また、6月に付けた81.78を起点として下値を切り上げて来た短期サポートラインを下抜けており、下値リスクがやや高い形です。一方で、昨年6月の大底72.53を起点とする中期サポートラインを守っており、この週足サポートが85円台後半に位置していることから、85円割れで越週しない限り下値余地も限られるでしょう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は88.10-20と89.00-10に、下値抵抗は87.00-10、86.00-10にあります。31週、62週移動平均線は86.03と84.61にあり、中期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。

豪ドル/円、短期は弱気の流れ。中期は強気を維持。

豪ドル/円【週足】:(11/9現在31週移動平均線は86.03に、62週線は84.61にあり中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持している)

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