豪州における企業投資
(1)民間企業投資:名目GDPに対する割合 (茶:合計、オレンジ:非鉱山関連、青:鉱山関連)
豪州の民間企業投資は下がり続けていますが、GDPがほぼ毎年2〜3%成長しているので、そこに占める割合ですから、必ずしも悪い数値とは言えません。特に非鉱山関連は横這い(上図○印内)に入っているので、この数値自体は伸びていることになります。
副総裁講演内でも、
「過去の豪州は他の先進国と違い、鉱山関連中心の強い投資で伸びてきた。今日、内容の変遷により、他国により近い形になってきている」と述べています。
「将来に向けて他の分野が伸びることで、豪州にとっては非常に良いこと」と講演しています。
(2)鉱山関連資本支出(単位:10億豪ドル)
また鉱山関連の資本支出も最悪期を脱しつつあり、一部鉄鉱石等(茶)・石炭(灰色)などは上向きになっています。
(3)先進国の名目GDPに占める企業投資の割合
豪州はアメリカやカナダ並みの水準まで下がっています。一方で、日本やユーロ圏は15%程度を占めています。日本はほとんど成長していないので、結果企業投資は横這いを維持しているだけとなっています。
(以上)
(注)毎週月曜日のシカゴポジションは先週金曜日が米国ベテランズデーのため休場で、数値の更新がされていません。ご了承お願いします。
オーダー/ポジション状況
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