週明けのユーロ軟調推移
週明けの東京市場でユーロドルは軟調に推移。スペインのカタルーニャ地方で週末実施された分離独立へ向けての住民投票で独立支持派が9割に達したこと、投票自体を認めないスペイン政府との投票時の小競り合いでの想像を上回る激しい住民への弾圧と見える映像が流れたことなどが、ユーロのセンチメントを悪化させています。
東京時間の早朝1.18台前半で取引されていたユーロドルは、ユーロの売りが優勢で、午後には一旦1.1775近辺で下げ止まったものの、欧州勢参入とともにさらに売りが強まり、東京時間19:30現在は1.1735レベルでの取引です。
チャート的にはユーロドルは幾日か持ちこたえた一目均衡表の上限を破り、雲の中に本日はすっぽりと入る状況。9月に現出したヘッドアンドショルダーのターゲット1.16近辺に未だたどり着いていない状況で、雲の下限がちょうど1.16近辺に上昇してきており、そのレベルまでの下押し余地が広がった形。軽いサポートとなっている9/27の安値1.1717を下抜ければユーロ安が加速しそうです。
一方上値は、ネックラインの起点8/31安値1.1823、ネックライン1.1856あたりが重そうで、一旦下値をつぶすまでは、一段の上昇は苦しそうです。
18:00に発表となった8月のユーロ圏の失業率は9.1%と予想をやや下回る内容。
この後米国では、22:45製造業PMI、23:00ISM製造業景況指数、23:00建設支出、27:00ダラス連銀カプラン総裁講演と続きます。
序盤欧州株価指数先物はユーロ安を好感しておおむね上げて開始しています。
オーダー/ポジション状況
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