日本株上昇、ドル円小動き(2017年2月15日)

イエレン議長の予想よりタカ派よりのスタンスに海外市場でドル高、株高が進んだ流れを受けて、本日の東京市場で日本株も高く寄り付きました。

日本株上昇、ドル円小動き(2017年2月15日)

日本株上昇、ドル円小動き

イエレン議長の予想よりタカ派よりのスタンスに海外市場でドル高、株高が進んだ流れを受けて、本日の東京市場で日本株も高く寄り付きました。しかし、その後は新規材料難から小動きに終始、終値は199円高の19,437円となりました。ドル円は114円台前半を中心としたもみあいに終始、海外時間に入っては114円台半ばでの取引です。

市場に影響はありませんでしたが、本日黒田日銀総裁は衆議院財政委員会に出席し、金融緩和は為替水準、変化、相場を目的としたものではない、金融政策だけで為替を説明することは正しくないと、従来の考えを繰り返す答弁を行っています。

主要通貨以外では南アフリカランドが対ドルで2015年8月以来の高値をつけています。
先日発表された昨年第4四半期の失業率が前回の27.1%から26.5%に改善したこと、インフレに沈静化の兆しが見られること等が背景にあるようです。
昨年大干ばつで危機的状況に陥った南アフリカ経済に底打ち感が出てきており、また、昨年末に懸念されていた主要格付け会社の格付けの投資不適格化を免れたことの安心感もあり、指標をきっかけに売られすぎた南アフリカランドに買い戻しが入っているようです。
イエレン議長の証言でドルがほぼ全面高の動きの中でやや目立つ動きとなりました。

今晩は米国で消費者物価指数、小売売上高。鉱工業生産、設備稼働率、NY連銀製造業景況指数、週間原油在庫と重要指標の発表が相次ぐ上に、昨日に引き続きイエレン議長の議会証言も行われ、さらに複数のFRB関係者の講演もありにぎやかです。

序盤の欧州株価指数先物は昨晩の米株高の余韻でおおむね堅調に推移。

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